コピー用紙が汚れて困っていませんか?しぶとい紙汚れは、作業効率を下げるだけでなく、原因をつきとめて正しい対処をおこなわないとなかなか改善されない厄介なトラブル。本コラムでは紙汚れの原因と考えられるあらゆる事例に加え、対処法をご紹介します!
自分でできる対処法を知っておくことは、紙汚れの改善につながるだけでなく、やりすぎたクリーニングで故障を深刻化してしまうことを防ぐことにもなります。知っておいて損はありません!
また、コピー機のかしこい使い方もご紹介します。初期費用も抑えられて、最新型も導入可能、さらにメンテナンスもお任せできちゃう「リース」とは?コピー機のトラブルにお困りの方、必読です。
コピー機を使って印刷をした際に、コピー用紙に汚れが見られることはありませんか??
紙汚れにもいくつか種類があり、印刷部分に黒色や白色の筋がついているもの、印刷をした面側の用紙全体にインクがついているもの、また印刷面ではない部分に黒色の筋などのインク汚れがついているものがあります。
あなたがお困りの紙汚れは、3つのうちどれに当てはまるのか考えてみましょう。紙汚れを解決するためには、どの種類の紙汚れが頻発しているのかをしっかりと見極めることが必要となってきます。紙汚れを引き起こす主な原因として、以下のものが挙げられます。
考えられる原因のひとつ目は、コピー機内部の部品が汚れていることによる紙汚れです。まずは何枚かテスト印刷をおこなってみましょう。用紙の搬送経路に何枚か用紙を通過させることによって、汚れがとれることがあるからです。
それでも解決しない場合は取扱説明書を参考にするなどして、原稿カバー・原稿ガラス・フィルム・原稿読み取りガラスを清掃してみましょう。まだ紙汚れが収まらない場合は、搬送ガイドと定着ロール部分汚れをチェックします。もし、汚れている場合は取扱説明書を読みながら適切な手順で清掃をしてください。
コピー機内部の部品汚れが原因でなかった場合、次に考えられる原因としてトナー(コピー機のインク)漏れなどのトナートラブルが起きている可能性があります。トナートラブルが原因だった場合は、交換措置をとるしか方法はありません。トナー部分を交換するだけで、紙汚れは改善します。
コピー機の印刷設定や、使用するコピー用紙の状態によって紙汚れを引き起こす場合があります。印刷濃度の設定が濃すぎたり、拡大倍率が適切でなかったり、コピー用紙が湿っていたりすると紙汚れにつながることがあるので注意をしなければいけません。
印刷設定を変更する、コピー用紙を紙質の異なるものに交換するなどしても同じような紙汚れが起こるのかチェックしてみましょう。
コピーした紙に紙汚れが認められるときは、まず何が原因で引き起っているのかを確認する必要があります。コピー用紙の状態によるものか、コピー機本体の不調によるものかでは事の重大さが全然違ってきますよね。
紙汚れが起きたときは、どのような確認をおこなえばいいのかについてご紹介していきます。
まずはプリンターに適した用紙を使用しているのかどうか確認をおこなってください。プリンターの内部はインクが入っているヘッドが動いているため、基本的に用紙が触れない部分にはインクが付着していることが多いです。
普通に印刷をする際には、用紙が汚れないようなつくりになっているのですが、適さない用紙(プリンターと異なる会社の製品)を使用することで本来は触れない部分に用紙が触れてしまい、紙汚れが起きてしまうのだとか。適した紙に交換しても、紙汚れが起こるかどうか確認をしてみましょう。
次に用紙がしっかりと設置されているかの確認をおこなってください。印刷をする度に用紙をセットするのが面倒で、用紙の入れっぱなしにすることは、紙に「反り・しわ」をつくる原因になりますわずかな反りが生まれるだけで、普段触れない部分に触れてしまい紙汚れが起きてしまうのです。
また、プリンターは精密機械のひとつです。傾きのある場所や、印刷をするとき棚ごと揺れるような安定性のないところでの使用は、紙汚れの原因になりかねません。水平で、しっかりと足場を固定できる場所での使用をオススメします。
ノズルチェックというのをご存じですか?正常に印刷がおこなわれなかったり、紙汚れなどの問題が見られたりする場合に、「一体何色のインクが不具合を起こしているのか」を一発で特定することができる便利な機能です。
このノズルチェックでも同様に紙汚れが見受けられる場合、プリンター自体が故障しているという場合があるかもしれません。メーカーに問い合わせをするなどして、修理をしてもらう必要があるので、迅速に対応しましょう。
コピーした紙に汚れが付着してしまう紙汚れ。そんな紙汚れが続く場合には、簡単なクリーニングをおこないましょう。ここでは、個人でできるクリーニング方法をご紹介!コピー機内部のクリーニングは素人には困難であり、リスクも高いため、私たちがクリーニングできるのは数か所です。
クリーニングできる部分は「原稿カバー・原稿台ガラス・フィーダー(原稿カバーの表面についているカバー)」など。まず掃除をする際には、柔らかめの布を2つ使用してください。1つは水または中性洗剤を含ませて硬くしぼります。もう片方は乾いた状態で準備しましょう。
原稿カバーを上げて、その裏側と原稿台ガラス面を湿らせた布でしっかりと拭きます。乾いたら、片方の乾いている布で乾拭きをしましょう。次にフィーダーカバーを開け、カバー裏側のローラーを湿った布で拭きます。フィーダー内に中カバーがあるタイプは、中カバーを開き、ローラーを湿った布で拭いてください。
以上のクリーニング行程を経ても状態が改善しない場合は、コピー機本体のクリーニング機能を使ってみましょう。名称は様々ですが、自動クリーニング機能はほとんどの機種に搭載されています。本体を操作するか、パソコンのプリンタードライバーを利用して、自動クリーニング機能を実践してみてください。
コピー用紙の汚れをなんとか改善しようと、部品の掃除や自動クリーニングをためしてみたけど全然改善されないというあなた!素人の無理な内部クリーニングは、さらに故障をすすめる原因にもなります。そんなときは修理に出すことを検討しましょう。
しかし、修理に出すのに気が引けるなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。修理費用もかかるうえに、いつ修理から帰ってくるのかも分からないというのは不安ですよね。そんなあなたにおススメするのが、コピー機のリースです!
リース会社と契約をすることでコピー機を借りることができる「リース」にはメリットがたくさんあるのです。たとえばコピー機が故障してしまったとき、保守契約を結んでいればリース会社が対応をしてくれます。予期せぬコピー機の故障が発生しても焦る必要はありません。
他にも、自分の使い道にあったコピー機を見つけるためにいろんな商品をためしたいときに便利なのがリースです。
契約しているリース会社が所有するコピー機であれば、旧型・最新型関係なく導入することが可能!購入する場合には、絶対にできない「おためし」ができちゃうのもリースの魅力ではないでしょうか?
特にリースをおすすめしたいのは、業務用のコピー機を多く取り扱うため、大量に導入する必要があるオフィスでの使用を考えている方です。複数のコピー機を購入するとなれば、初期費用は膨大なものになりますよね。リースの場合は、契約期間内で「借りる」ことになるのでグッと初期費用を抑えることができますよ。
コピー用紙の汚れに困ったときの対処法や、紙汚れの原因についてはご理解いただけたでしょうか。しぶとい紙汚れですが、使っている用紙がコピー機と合っていなかったり、印刷の設定や用紙の保存方法が間違っていたりと、原因は単純なものである場合もあります。
すぐに故障を疑わないで、まずは自分でできる範囲で部品の掃除をしましょう。またコピー機に内蔵されている場合は自動クリーニング機能をためしてみたりしましょう!とはいっても、素人が無理なクリーニングをおこなうことは、故障をより深刻なものにしてしまう可能性があります。
できる限りの手を尽くしても紙汚れが改善されないときは、修理に出しましょう。特にオフィスなど多くのコピー機を取り扱うところでは、コピー機のリースが有効です。
初期費用を抑えられる、コピー機のおためしができる、故障時の対応をしてくれる、といったメリットがたくさんあるリースを一度検討してみてはいかがでしょうか?