コピー機が欲しくて買いに行っても、お店にはたくさんの種類があり迷います。どれを見てもすべてよく思える、違いがわからない、など結局はいちばんよいものがどれかわかりません。店員のすすめられるまま購入する方も多いでしょう。もちろん機能の説明をうけ、納得できたのなら問題ありませんが、よくわからないけど決めてしまった、ということもあります。
今回は「コピー機もおすすめ。どれを選べばよい?」と悩んでいる方に、選び方のポイントを解説していきます。家庭用、オフィス用で用途が変われば選ぶ基準も変わります。コピー機を購入する前に、ぜひこちらを読んで自分が求める機種を選んでください。
目次
コピー機が欲しくて情報を集めようとすると「プリンター」「複合機」という言葉も一緒にでてきます。自分が欲しいのはどれなのか。違いを知ってから情報を集めましょう。
すべてに共通するのが「印刷をする」ことです。実際、印刷をしたいから購入を考えているはずです。
コピーとは「複写」という意味があり、スキャナーに原稿を置いて印刷をします。置いた原稿をもとに、複写する機器をコピー機と呼びます。
プリンターとは、パソコンにつないで使います。一般家庭ではこちらのプリンターを持っている方が多いでしょう。パソコンで作成した文書や資料のデータを転送し、印刷物として紙に移す機器がプリンターです。
では最後に複合機です。コピー機とプリンター、両方の機能を合わせた機器で、その他にFAXもついています。さまざまな場面で活躍できるのでオフィスでの使用が多いです。
ご家庭で使う程度なら、コピー機かプリンターでよいでしょう。
コピー機は複写しかできないので、パソコンで年賀状を作る、ネットの情報を印刷する、文書作成をするならプリンターを選んだ方が使い勝手がよいです。
また会社で使うなら、プリンターでは少し物足りない気がします。いろいろな機能がついている複合機の方が、業務拡大をしたときでもすぐに対応ができます。
コンビニにはプリントサービスがあり、利用したことがある方も多いでしょう。とくにデジカメの写真をプリントするときお手軽にすぐできるため便利です。しかし印刷物が多い、印刷する機会が頻繁にある方だと、毎回コンビニまで行くのは大変です。パソコンを持っているなら1台くらいプリンターがあっても困らないのではないでしょうか?
ここでは家庭で使用するプリンターの選び方について説明していきます。家庭用プリンターには2種類あるのでそれぞれの特徴を確認してください。
●メリット
・本体価格が安い
・写真の印刷がきれい
●デメリット
・維持費がかかる
・故障しやすい
・使わない期間があると印刷がきれいにできない
本体価格はそれほど高くないですが、その代わりインクカートリッジを交換購入しなければいけません。インクカートリッジでかかる維持費が1年もすると、本体価格が上回ることもあります。
また長期間使用していないと内部のインクが固まり、印刷がきれいにできなかったり、たくさん使うと故障しやすくなることが起こるので、メンテンナンスが必要になります。本体は安いがメンテナンス費用を考えると、毎年買い替えるという方もいるほどです。
●メリット
・印刷速度が速い
・故障しにくい
・文字印刷がきれい
●デメリット
・本体価格が高い
・サイズが大きい
・電力負担
本体価格が高く、サイズが大きく重いことが気になりますが、最近では家庭でも使いやすいように小さく軽めのものが出ています。また価格も型落ちを選ぶと安く手に入ることがあります。
また故障しにくい分、メンテナンス費用はインクジェットよりかかりません。印刷速度が早いので、たくさん印刷をする方には便利ですが、電力がちょっとかかります。
インクジェットプリンターもレーザープリンターもどちらも機能はよいので、あとは使用目的で選ぶことです。
印刷物で写真が多いならインクジェット、文書や年賀状や招待状などのハガキを出す機会が多いならレーザーがよいでしょう。あとは、価格とサイズです。安くコンパクトに設置したいならインクジェットですが、高くてもメンテナンス費用を抑えたいならレーザーを選ぶとよいでしょう。
また印刷物が写真のみであればフォトプリンターという写真印刷に特化した機種もあります。
次にご紹介するのはオフィス用です。家庭とオフィスではコピー機を使う頻度が違います。そのため注目ポイントも変わります。家庭用では、きれいさと維持費が気になるところでしたたが、オフィスでは仕事の効率を気にする必要があります。
そもそもオフィスではコピー機よりも複合機を使用することが多いでしょう。従業員すべてのパソコンとつなぎ、どこからでもデータを送信し印刷ができないと仕事として困ります。
また、よその会社から重要な連絡事項がFAXで送られてくることもあるため、多機能な複合機が活躍します。
では、オフィス用の複合機を選ぶときのポイントを見てみましょう。
●印刷枚数
家庭用と大きく違うのは印刷枚数です。オフィス用では会議の資料など何十枚、何百枚と必要となるため、印刷速度が求められます。FAX も使用すると、一日にどれだけの枚数が印刷されるか、おおよそで考えてみましょう。
メーカーや機種によって速度が違い、1分間で印刷される枚数に倍近く差が出ます。早ければ早い方がよい気がしますが、早い機種ほど価格も高額になります。
そのため、自分のオフィスではどれほどの速度が必要かよく考えなければいけません。
一ヶ月に500枚以下の印刷物なら毎分18枚くらいで問題ないでしょう。一ヶ月3000枚以上印刷するようなオフィスであれば毎分50枚くらいの速度は欲しいです。
このように印刷枚数を把握することで、必要なスペックも絞ることができます。
●保守体制があるか
これは業者選びのポイントです。複合機の購入を考えているなら、どこの会社から買うとよいか迷います。会社ごとにサービス内容は違いますか、最も重視しなければいけないのが、「保守体制があるか」です。
複合機は精密な機械です。そのため、故障もしやすくトラブルになりがちです。こういったときに修理が必要ですが、故障のたびにお金を払って修理業者を呼んでいると、年間いくらになるかわかりません。もしかすると、中古で
もう1台変えるほどになっていることもあります。
このようなとき保守契約という保険料を払っていれば、修理や点検がサービス内容に含まれているため無料で気軽に受けられます。
複合機は高額なため、オフィスではレンタルやリースで導入することも多いです。レンタルとリースについて簡単にまとめます。
●レンタル
短期間で借りることができるので、万が一会社がなくなったり、業務縮小で必要なくなっても返却できるので損失が大きくありません。しかし設置するのに初期費用がかかったり、毎月のレンタル料がリースより高くなりがちです。また、レンタルできる機種は選べなく、型落ちしていることが多いです。
●リース
初期費用がかからなく、リース料金を経費として扱うことができます。また毎月のリース支払い費用がレンタルより安いです。しかし長期契約なことが多く、すべて払い終わらないと途中解約ができません。
機種は好きなものを選ぶことができ、最新機種も可能です。傷もない新しい機種を使うことができます。
契約期間が、長期か短期かでまず選択できますが、しばらく借りることが決まっているのなら、初期費用も毎月の料金も安いリースのほうがお得です。また機種が選べられることも魅力です。せっかく借りるのに、自分が求める機能がない機種が来ても扱いに困るだけです。それよりも最新機種で、オフィスに必要な機能が揃った機種を借りたほうがよいはずです。
おすすめコピー機についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?家庭用とオフィス用では見るポイントが違います。家庭用なら、何に使うのか使用目的で選ぶとよいですが、オフィス用になると、仕事の効率と保証が気になります。またオフィス用の複合機は高額なため、リース契約もおすすめです。
今回の記事を参考に、ご自分がどのような機種がよいのかよく考えて導入してください。